shastahealing.com 大阪市天王寺にある『ヒーリング教室 シャスタ』で、ヒーリングや瞑想を教えています。北カリフォルニアのシャスタ山が大好きで、エネルギーワークについて徒然に書いています。
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![]() その家に向かう途中、僕の腰が痛みだした。それから頭痛もしてきた。 「きっと、疲れているんだ」 僕はそう思った。 そして目的の家に着き、家の主が出迎えてくれた。 「よく来てくれたね。来てくれて有難う」 主の顔はにこやかに微笑んでいて、優しく迎えてくれた。 そして僕達は、家の中を歩きはじめる。 二階の寝室、書斎、台所と見て回る。 そして、一階の寝室へと行く。 「ここで、俺の女房が自殺したんだ」 その寝室に入ると、家の主が静かにそう言った。 「もう、20年も昔の事なんだけどね。女房は、私の腰を拳銃で撃って、それから自分自身を撃って自殺したんだ」 そう言って彼は、かばうように腰に手を当てた。 その瞬間、家の中が悲しみに包まれた。とても悲しい空気が漂った。 それは彼女の悲しみの気持ちだったのだろう。 その気持ちを感じた時、僕達は彼女の心の中に居るのに気がついた。 その家は、彼女そのものだったのだ。 彼が、短いながらも幸せな結婚生活の話をする。 すると、家の中はピンク色の優しい感じに染まった感じがした。僕達は両手で抱かれるような感覚で、優しい雰囲気に包まれた。 彼女が亡くなってから、彼は再婚をしなかった。再婚どころか、新しい彼女でさえ作ろうとしなかった。彼は、愛する彼女の思い出が詰まっている、その家に住み続けていたのだ。 彼女の生い立ちの話になると、家の中が重い雰囲気になった。 小さい頃からの、家族による言葉による虐待。それが原因で、彼女は自分の中に引き篭るようになった。 そしてそれは、彼女の心の中に重いストレスを溜めてしまい、怒りとなり、やたらかまわず周りの人達を傷つけるようになってしまった。 傷つけた後は、決まって自分を責めてしまう。自己嫌悪に囚われて、またしても自分自身の中に閉じこもってしまう。周りの人とコミュニケーション、話が出来なくなる。 そんな自分自身への虐待。その繰り返しを何度もしていた彼女。 彼女は、彼女の親からのストレスを真正面から受けてしまっていた。言わばそれは、親から受け継いだ負の遺産と言える物だった。 そんな彼女の全てを受け止め、彼女との関係に悩みながら、そして彼自身の感情の波をコントロールしながら、彼は彼女との結婚を決意した。 しかし彼女は自殺してしまい、彼は彼女を守りきる事が出来なかったと、悔やみ、自分自身を責めてしまっていた。 そうして、彼は彼女の思い出を抱いて、その家に住んでいた。 20年間という長い月日が経たというのにも関わらず、自殺という悲しい出来事はつい2,3年昔の出来事のように感じられた。 あなたはもう、彼女を助けようとしなくてもいいんですよ。彼女はもう、身体を持たない心だけの存在なのだから。 もし本当に彼女を助けようとするなら、あなた自身が精神的に成長する事です。そしてそれが、多くの迷える魂たちを助ける事になります。 いつまでも、彼女の事で自分自身を責めない事です。 あなたは、神ではないのです。神の大いなる計画を知る事も、止めることも出来ないのです。 彼女を手放してあげなさい。 Let her go. Let her go. Let her go. (彼女を行かせてあげなさい。自由にさせてあげなさい。) そういう言葉が、頭の中に繰り返し聞こえてくる。 20年という長い時間をかけて、自分自身に重荷を背負わせてきた彼は、精神的にはとてつもなく成長しているはずだ。そんな彼に、僕の一瞬の言葉がどう影響したというのだろう。 そうは思ったけれども、僕は言葉を伝えないではいられなかった。 彼の家を訪れて、言葉を伝え、エネルギーを変えるという事は、僕の役目だったのだろう。 彼の、「助ける事が出来なかった。」という気持ちは、男として感じる当然の気持ちだったのかもしれない。 僕の心の中でも、そのやるせない気持ちはわだかまりとして残った。 「もし僕が彼の立場だったら、どうしただろう」 家に帰って一人になってから、僕はそう自問自答しないではいられなかった。 by rev-umachan | 2010-07-19 11:43 | ハウスヒーリング | Trackback | Comments(0)
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