ヒーラー
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「こちらの方は、ヒーラーのうまちゃんです」先日、そう紹介されてしまった。
「ああ、私はヒーラーなんだ」と、その時は思ったのだけれども、ヒーラーと呼ばれるのにはどうもしっくりしない。
かと言って、「ヒーラーではない」とも言えないし、自分自身をどういう肩書きにしたらいいのかに悩んでしまう。ヒーラーと言うと身体の調子の悪いところを治すイメージがあるのだけれど、私の場合は心の治癒を中心にしているものだから「スピリチュアル・カウンセラー」という肩書きの方がしっくりくるのかもしれない。しかしかと言って、身体の痛いところを治さないという訳では無いのだから説明するのに苦労する。

私のセッションを受けた人が友人に薦める時にも、説明に苦労すると言っていた。「唯、対面で椅子に座って話をするだけだよ」と説明するそうだ。確かに、それは嘘ではない。話をしながらエネルギーを動かしていくのだけれど、エネルギーが見える訳では無いので、話をしているだけとしか説明しようが無い。

殆どの場合、私はクライアントさんに触らない。もしくは、触るとしても軽く手を当てるだけだ。女性の身体を触るのに気を使うという理由もあるし、ヒーラーとしての枠を超えてしまい、マッサージあるいは整体の領域に踏み込んでしまうというのも、免許も勉強もろくにしていない私としては避けたいところなのだ。

それが、友人や知り合いがクライアントさんだったり、遊びでヒーリングをする時は別だ。気心も知っている相手だし、マッサージをするという相手の了解も得れる。いつもは押せないおしりのつぼ、足の付け根、脇の下の筋肉、それに首や腰の筋肉や軟骨をどんどん押したり引っ張ったり、肩や足を動かして筋肉の深いつぼを刺激出来る。

先日、そんな話をKさんに話したら、私のマッサージを受けてみたいと言う。見ると、彼はわき腹を痛そうに擦っているし、頭、首、腰も痛そうな感じだった。
早速、彼のお腹に手を当ててあげる。身体を引っくり返して次々に身体のつぼを刺激して、15分くらいで私のマッサージは終わった。すると彼はこう言った。


あれっ。もう手を離していたんですか。ずっと手を置いているのかと思いました。残像とでも言うのか、手を置いた感触がずっと残っていたんですよ。普通のマッサージじゃこんなに気分が良くならないもんなぁ。体重も5キロぐらい軽くなった気分だ。
それにあれ、お腹がもう痛くない。ムチ打ちで良く動かなかった首が、グルングルンと回る。痛かった腰もこんなに動く。フラフープが出来るくらいだ。
それに、あれっ。20年間変形して痛かった足の付け根が治ってる。
この足の付け根の事。言ってませんでしたよね。言ってもないのに治ってしまった。
5回とか回数をかけて治したらやっと治った。ありがたいって思うでしょ。それがでも、こんな5分、10分のマッサージで簡単に治ってしまったら、逆にありがたみが無いって言うか。そんな簡単に5分ぐらいで治るのに、20年以上も苦しんでいたなんて、私の人生は今まで一体何だったんだろう。と思ってしまう。複雑な気分です。


そんな彼のコメントを聞いて、私も複雑な気分になってしまった。こんな事していたら、「私はヒーラーです」とはますます言えなくなってしまう。しかし、「整体師です」とか「マッサージ師です」とかも言えないし、何という肩書きにするのかまた悩んでしまう。
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by rev-umachan | 2009-12-30 15:19 | 個人セッション(ストーリー) | Trackback | Comments(0)
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