物事が動く時
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何かが動く時というのは、どこか神がかりのようなところがあって、あれよあれよと言う間に人と繋がって新しいエネルギーが生まれてきて、物が創り出されていくんだよ。まるで君が今しているヒーリングのような神がかりのような事が、昔の僕には起きていたんだ。それは「何かをしたい」という気持ちがあってこそ出来るんだと思う。でも今の僕にはその「何かをしたい」という気持ちが無いんだ。

これではいけないと思って、自分を追い詰める為に、会社を辞めたんだ。そうしないと自分は駄目になっていくような気がしたんだ。会社での仕事は、自分にとっては楽で、それでも高額な給料を貰っていて、毎日会社と自宅との往復で、自分で勉強しようという向上心さえ出てこなかった。このままじゃ自分は腐っていくと思ったんだ。
それで会社を辞めて、自分を追い詰めて、自分の為の勉強をしようと思ったんだ。


そう言った友人は、私の十年来の仕事仲間で、良き理解者だ。常に新しい物を作り出すシリコンバレーという地で働いて暮らしていく厳しさはお互いに十二分に承知している。私には彼の気持ちが自分の事のように理解出来た。

シリコンバレーは常に新しい命、エネルギーを必要としている。常に若い技術者達が世界中からやって来て新しい技術を開発する。そしてその新しい技術に投資家達がお金を投入していく。それはまるで、新しく作られた肉体や血管に新鮮な血を供給しているかのようだ。

其処に住む技術者や労働者建ちは、常に新しい技術を勉強しなくてはいけない。そうして彼らは、いつしか何の為に勉強するのか、何の為に働くのか解らなくなってしまう。優秀な技術者達がバレーを後にするのにはこういう理由があるのだ。しかし、疲れて古くなった技術者が去っていっても、新しい技術者達は次々とバレーにやって来て供給される。それはまるで古くなった車のパーツが捨てられて、新しいパーツに交換されていくかのようだ。

私は交換の効く機械のパーツじゃない。血の通っている生きている人間なんだ。
そう思って、自分にしか出来ない事を見つけようとした。それが数年前の私だった。そしてあの時が私の転機になった。そういう転機の時というのは誰にでもやってくるものなのだと思う。そしてその転機の時が今の彼にやってきた。何かを模索して動こうとしている彼に、新しい何かが動き出そうとしているのを感じた。
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by rev-umachan | 2010-01-27 21:35 | 日常の情報
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