「コーマワーク」と「意識」「脳」「身体」
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最近している新しい取り組みの一つなのですが、「コーマワーク」をされている方と一緒に、コーマ(昏睡)状態の患者さんのワークをさせて頂いています。
「コーマワーク」とは、プロセスワークの一分野で、昏睡状態の人の僅かな反応に気づきを向けフィードバック、コミュニケーションしていく手法です。

*プロセス指向心理学(プロセスしこうしんりがく)は、アメリカのユング派心理学者アーノルド・ミンデルが中心となって創始、発展させてきた、心理療法、自己成長、関係性への取り組み、社会運動等に、統一的に活用できる体系。(ウィキペディアより: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/プロセス指向心理学)


僕のしている「瞑想」は、「自分自身に向き合ってコミュニケーションしていく」のを主なテーマとして実践していますが、それは社会とのコミュニケーション、周囲の人達とのコミュニケーションを円滑にしていく事に繋がります。要は全ての答えは「自分自身の中にある」という事なのですね。

そう言ったやり方の「瞑想」が、『どのようにコーマ(昏睡)状態の方に役に立つのか? 』という事が、とても興味深く思えました。

これまでに活動してきた「アルジャーノン プロジェクト」では、発達障がいの子ども達や家族の皆さん、あるいは通常級の子ども達や家族のコミュニケーションのあり方を考え実践してきました。そしてそのような『子ども達や家族が居やすい空間を皆んなで創っていく』という取り組みは、ある程度の成果をそれぞれに感じていただろうと思うのです。

「スピリット」「マインド」「ボディー」という人間を創っていると言われる3つの要素と、その間を流れるエネルギーの関係性を中心にコーマ状態の方とのコミュニケーションを考え組み立てていきます。
「スピリット」「マインド」「ボディー」というのは、日本語に訳すと「魂」「心」「身体」という風に言われますが、実際には「意識」「脳」「身体」と言った方が解りやすいと思います。

「意識」が、「脳」で考え指令を出して、「身体」を動かす。
「身体」から感覚神経を通って、「脳」に電気信号が送られて考えて、「意識」が感じる。

そのようにそれぞれに異なった役割があって、一つとして欠けていては生きるという事に支障が出てしまうので、『今起きている問題は、どの部分が、どのように活動していて起きているのか?』という事を分析して調整していきます。

そしてその問題というのは、コーマ状態の患者さんの身体にだけ表れるものでは無くて、家族にも表れる事が多いのです。
『家族の皆さんも一緒に問題を見ていく』という姿勢があると、心に抱えているものが少しずつ軽くなっていくかもしれません。

コーマ状態の方々とコミュニケーションをしていて、顔色が少しずつ良くなっているように感じています。
彼らを見ていて、この世界にはもっと素晴らしい事があるのだという事を、少しでも多く感じられたらと思うのです。


(写真: 東京都 雅叙園にて)
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by rev-umachan | 2016-02-12 15:58 | アルジャーノン プロジェクト
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